【耳鼻咽喉科】気管支炎の症状と原因、治療法について | 助けてドクター~新宿の耳鼻科医(耳鼻咽喉科)

HOME » ドクターズボイス » 【耳鼻咽喉科】気管支炎の症状と原因、治療法について

【耳鼻咽喉科】気管支炎の症状と原因、治療法について

気管支喘息については病名が有名で聞き覚えがある人は多いと思いますが、気管支炎とはどういった病気なのか知らないという人も多いと思います。
気管支炎というのは、風邪の症状が上気道から気管や気管支に及ぶことで引き起こされる病気です。
では、気管支炎の症状や原因、耳鼻咽喉科での治療法について見ていきたいと思います。

・気管支炎の症状と原因について
気管支炎を引き起こしてしまったときは咳や痰、微熱やのどの痛みなどの症状が起ると言われています。
発熱の症状は大体3日〜4日程度続き、平均で37.5℃程度の発熱が続きます。
気管支炎になってしまう原因は、主にウイルス感染による可能性が高いと言われていて、ウイルス感染の場合は発熱が1週間以上も続くことがあるそうです。
また、気管支炎は細菌性によっても引き起こされるのですが、症状としてはウイルス性のときと同じで、発熱や咳、痰などの症状が見られます。
細菌性の場合は黄色い痰が出たり、粘稠痰という粘り気のある痰が出ることもあります。

・耳鼻咽喉科で気管支炎の治療を行う!その方法は?
耳鼻咽喉科で気管支炎の治療を行うとき、ウイルス性の場合は抗生物質を服用しても効果はありません。
気管支炎では抗生物質で治療していくのではないかと思う人もいますが、副作用として下痢などの症状が見られてしまうため、耳鼻咽喉科では抗生物質で治療を行うことはないようです。
これにより気管支炎の治療は、一般的にネブライザー吸入療法で治療をしてくれるそうです。
ネブライザー吸入療法というのは気道の浄化をしたり、去痰剤を使って痰を除去する治療法です。
また、咳が続く場合は鎮咳剤が処方されたり、発熱があるという場合であれば解熱剤などを処方してくれますよ。

尚、基礎疾患や免疫抑制剤を使用している人の場合は、免疫力が落ちてしまい気管支炎が悪化してしまう可能性もあるので注意しましょう。
また、免疫抑制剤やステロイドなどを使用している場合は、熱が出ないケースもあるので咳や痰などの症状が出たときに耳鼻咽喉科に行って見てもらったほうがいいでしょう。

気管支炎はウイルス性の可能性が高いのでマスクなどを使用すれば予防できる病気です。
また、気管支炎になってしまった場合は、周囲の人に移してしまう可能性があるので耳鼻咽喉科に行くときや外出の際は必ずマスクをして出かけるように注意しましょう。
気管支炎では咳や痰、微熱やのどの痛みなどの症状が見られることが多いので、こういった症状が見られるときは素早く耳鼻咽喉科に行って見てもらうようにしましょう。