鼻水や鼻づまりが気になり始めたら耳鼻科に!蓄膿症(副鼻腔炎)の可能性も!? | 助けてドクター~新宿の耳鼻科医(耳鼻咽喉科)

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鼻水や鼻づまりが気になり始めたら耳鼻科に!蓄膿症(副鼻腔炎)の可能性も!?

鼻水の症状が出始めると、人間は風邪をひいたのかなと思ってしまいます。
鼻水が出たり鼻がつまるなどの症状はよくある話で、違和感や風邪以外の病気を疑うこともないでしょう。
鼻水が出始めたときは、その色に注意して観察すると意外と病気を早期発見できる場合もありますよ。

・鼻水が出たり鼻づまりの場合も耳鼻科に!
鼻のトラブルでよくある症状と言えば鼻水や鼻づまり。
鼻水や鼻づまりが酷いと大人でも寝苦しくなり、睡眠がとれない状態となってしまいます。
ましてや子供にこういった症状が出てしまう場合は、見た目は元気そうに見えても体がだるかったり、息苦しいと感じてしまうケースもあるので注意が必要です。

今までに鼻水の色に注意したことってありますか。
鼻水の色には2種類あり、水のようにサラサラしているものとドロッとした黄色い鼻水が出ることがあるんです。
水のようにサラサラしている場合は風邪をひいてしまったか、あるいはアレルギー物質を体外に排出しようとすることによる鼻水である可能性が高いです。
一方で、ドロッとした黄色い粘り気のある鼻水が出るという場合は、蓄膿症(副鼻腔炎)と言われる鼻の病気になってしまっている可能性があります。

・蓄膿症(副鼻腔炎)ってどんな病気?
蓄膿症(副鼻腔炎)という病気は、鼻の奥や副鼻腔などに炎症が起きる病気で、悪臭のある鼻水や鼻づまりなどの症状が現れます。
蓄膿症(副鼻腔炎)が悪化していくと、頭痛や悪臭により気分が悪くなったり、発熱を繰り返す恐れもあるので注意が必要です。
蓄膿症(副鼻腔炎)の治療法は局所療法や薬物療法、手術など3つの選択肢から治療を決められます。
多くの人は局所治療を行っていて、鼻腔や副鼻腔に溜まった膿や粘り気の強い鼻水を洗浄または除去する治療を受ける人が多いです。
こういった治療は一時的なものなので、蓄膿症(副鼻腔炎)を元から治したいという場合は手術によって治療を行ったほうがいいかもしれません。

このように鼻水が出る、鼻づまりがあるというだけでは、病気の可能性があることに気がつかない人が多いです。
しかし、鼻水が黄色くドロッとしている場合は、蓄膿症(副鼻腔炎)を引き起こしている可能性もあります。
鼻水や鼻づまりなどの症状があるという場合は、自分で勝手に風邪だと判断をせずに、耳鼻科に行って診察をしてもらったほうがいいと思います。
蓄膿症(副鼻腔炎)になってしまった場合は頭痛や発熱などの風邪に似た症状が出てしまうこともありますが、風邪だと思い込まずに耳鼻科で見てもらいましょう。