風邪のときの喉の診察 | 助けてドクター~新宿の耳鼻科医(耳鼻咽喉科)

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風邪のときの喉の診察

風邪のときの喉の診察

風邪をひいたときには喉の診察を受ける機会が多いです。
風邪をひいたときには鼻や喉に症状が現れることが多いため、診察を行う上で喉の状態は確認することが多いのです。
どのような確認になるかというと、口を大きく開けた状態で見える範囲を目視で確認することがよく行われます。

このときに喉の奥がよく見えるよう、ペンライトなどで喉の部分を照らすこともありますし、より大きく喉が見えるよう、声を出してもらうこともあります。
これは内科でもよく行われますし、耳鼻科でもこのような診察になる場合もあります。
このような確認をして喉に何か異常がないかを確認するのです。
風邪をひいていると喉が赤くなっていたりします。
喉の痛みがある方はもちろん、特に自覚症状はない方でも喉の色が少し普通ではない場合もあります。

そのため体調不良を訴えており、風邪の可能性も考えられる場合、喉の状態は確認することが多いのです。
なお、耳鼻科では必要に応じて喉の奥の状態をカメラを使って確認することもできます。
このような検査も行うのかというと、必要に応じて行うこともありますが、風邪の可能性が高い場合、口を開けて見える範囲を見るだけで診察を終えることもあります。
無理に必要ない検査を行うと患者にも負担となりますし、治療費も無駄にかかることになるため、口を開けて見える範囲を確認して十分と判断したら喉の奥の検査は行わない場合もあるのです。

実際にどちらになるかは問診で確認した情報やその他の症状などに応じて判断されます。
もちろん必要に応じて確認する場合もありますから、風邪かなとは思うものの喉の調子がおかしく、喉の奥がどうなっているか確認してもらいたい場合は耳鼻科で相談するといいでしょう。

喉の症状の治療について

診察をしてもらうと医師から治療のために薬を処方されることも多いです。
喉の痛みなどの治療はどうなるかというと、風邪なら炎症を抑える薬を処方されることも多いです。
その痛みの原因の多くは喉で起きている炎症ですから、これを薬で抑えることで痛みが和らぎ、ストレスなく生活できるようになります。

ただ、風邪の場合、喉の痛みについては特に治療の必要はない場合もあります。
その痛みは体がウイルスや細菌に抵抗しているために生じている場合もあり、これを薬で抑えるのは逆効果になることもあるのです。
ですから喉が痛いからといって必ず治療や薬の処方が行われるとは限りません。
具体的な治療方針は診察した医師の判断となります。
風邪をひいて喉の調子がおかしい時など、耳鼻科や内科などで診察を受けると適切な治療を受けられます。