咳が止まらない場合は耳鼻科で見てもらおう! | 助けてドクター~新宿の耳鼻科医(耳鼻咽喉科)

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咳が止まらない場合は耳鼻科で見てもらおう!

人間というのは風邪の症状があったり、咳が出ていたとしても熱が出ないことには病院に行かないという人もいるでしょう。
咳が出るくらいで病院に行かないという人は、そもそも病院自体が嫌いだという人もいれば、ただ単にお金をかけて治すほどのものでもないと考えている人もいます。
しかし、咳の症状には病気が隠れていることもあるので注意しましょう。

・咳が良くならない場合も耳鼻科に!
咳が出る=風邪かなと思ってしまう人は多いと思いますが、症状が出ているのが大人ではなく子供だった場合、症状を上手く伝えられないことで親御さんが心配になってしまうケースもよくあります。
大人でも咳が頻繁に出始めたり、咳が酷くなってしまうと睡眠がとれなくなってしまうこともあるのでたかが咳だと思わずに耳鼻科で診察を受けたほうがいいと思います。
風邪をひいたときは通常咳のピークは3日前後で良くなっていくと言われているのですが、数週間〜1ヵ月程度咳が良くならない場合は病気を引き起こしている可能性もあるので注意が必要です。

・咳が出る仕組みと咳の症状
咳というのは風邪をひいたときに出来るものではなく、鼻やのど、気管や肺などの空気の通り道である気道に、つばや痰などが溜まったときやホコリを吸い込んだときなどに咳が出るのです。
これは人間本来の防御反応で無意識に咳が出てしまいます。
咳は自分でコントロールできるものでもないので、咳が止まらないようであれば耳鼻科で治療を受けたほうがいいと思います。

咳には2つの種類があるのをご存知ですか。
通常の咳の場合はゴホゴホ・ゲホゲホといった湿った咳をすることが多いのですが、コンコンという乾いた咳が出てしまう場合もあります。
耳鼻科に行って診察を受けるときは、病気の判断材料となる咳の種類を伝えることで、病気を発見できるケースも少なくありません。
耳鼻科では医師にどんな咳が出るのかを伝え、効果的な治療を受けることが必要になります。

このようにただ咳が出ると言っても、風邪が長引いているだけだと思い病院に行かいない人も多いです。
通常の場合は3日〜1週間程度で咳が治まるのに対し、咳が全然よくならないという場合は注意が必要です。
たかが咳が出ているだけだと思っていても、実際には咳が悪化し気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、肺炎などを引き起こしてしまう可能性もあります。
こういった病気にかかってしまってからでは遅いので、自分で過信をせず耳鼻科の医師に診察をしてもらって適切な治療を受けるようにしましょう。